東山文化とは
(ひがしやまぶんか)
足利義政の時代に発展した室町後期の文化で、簡素で洗練された美意識(わび・さび)を特徴とする。
くわしい説明
義政が東山に山荘(のちの慈照寺銀閣)を営み、そこを中心に文化が成熟した。書院造の成立、茶の湯の洗練、枯山水庭園、水墨画などが代表で、連歌や能も盛んとなる。武家・公家・禅文化が融合し、のちの桃山文化や近世文化の基盤となった。応仁の乱という政治的混乱の時期に、文化面では高度な洗練が進んだ点が特徴。
重要ポイント
- 義政・銀閣(慈照寺)を中心に展開。
- 書院造・茶の湯・枯山水・水墨画。
- わび・さびの美意識が成熟。
混同注意
- 北山文化は義満期で華やか、東山文化は簡素・洗練が特徴。
因果の流れ
- 幕府権威の低下と社会不安
- 義政の文化保護
- 東山文化の成熟
- 近世文化へ継承