江戸時代
江戸 1603年〜1868年

瓦版

瓦版は無許可の民間速報メディア——赤穂浪士の討ち入りなど大事件が格好の題材となった。

シナリオ

赤穂浪士の討ち入りという大事件が起きた!これを記事にして売り出せば大儲けだ。どうする?——江戸の瓦版(読売)売りとしてどうする?

あなたの判断は?

瓦版江戸幕府文化政策

瓦版とは — くわしい解説

印刷技術と紙の流通が進んだ江戸時代には、民間の速報メディアとして瓦版が広く普及しました。瓦を粘土板代わりに使う彫り方から名付けられたというこの一枚刷りは、火事・地震・心中・仇討ちといった庶民の関心を引く事件を、絵入りの木版で即日または翌日に刷り出し、読売と呼ばれる売り子が節を付けて読み上げながら街頭で売り歩きました。元禄十五年の赤穂浪士討ち入りや安政の大地震などは瓦版の格好のネタとなり、現場の臨場感を伴って一気に全国へ伝わります。幕府は風聞書の類を警戒し、本屋仲間を通じた自主検閲や発禁処分を繰り返しましたが、完全な統制は難しく、無許可の違法出版物も絶えませんでした。近世日本に独自のマスコミュニケーション文化を育てた瓦版は、明治期の新聞への橋渡し役を果たした先駆的メディアです。

江戸時代とは

徳川家康が江戸に幕府を開き、約260年間の平和が続いた時代。家康は関ヶ原の戦い(1600年)で覇権を確立し、大坂の陣で豊臣氏を滅ぼした。幕藩体制のもと、参勤交代で大名の経済力を削ぎ、武家諸法度で統制を強化した。鎖国政策(1630年代〜)により海外との接触を制限し、国内秩序の安定を図った。しかし時代が下るにつれ、貨幣経済の浸透で武士の窮乏が進み、享保・寛政・天保の三大改革が試みられたが根本的な解決には至らなかった。一方で元禄文化や化政文化が花開き、歌舞伎・浮世絵・俳諧など庶民文化が成熟した。幕末には外圧と内部矛盾が重なり、幕府は崩壊へ向かう。

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