日明貿易とは
(にちみんぼうえき)
室町幕府と明の間で行われた公的貿易で、勘合(割符)により統制されたため勘合貿易とも呼ばれる。
くわしい説明
日明貿易は明の朝貢体制の枠内で行われ、勘合で公的な船を識別して倭寇対策とした。足利義満期に開始され、幕府財政を支えたほか、銅銭・生糸・絹織物などが流入して経済や文化に影響した。一方で独占や利権争いが生じ、のちに大内氏など有力勢力が貿易に深く関与する。日本側の外交・経済政策を理解する基本用語である。
重要ポイント
- 勘合で統制された公的貿易。
- 義満期に開始、幕府の財源。
- 銅銭・生糸など流入、利権化も。
混同注意
- 「南蛮貿易」は16世紀のポルトガルなどとの交易で、相手と枠組みが異なる。
因果の流れ
- 倭寇問題と対明関係調整
- 勘合制度の採用
- 日明貿易の展開
- 財源化と港湾都市の発展