惣村とは
(そうそん)
中世後期に成立した自治的な村落共同体で、寄合や掟により村を運営し一揆の基盤ともなった。
くわしい説明
惣村は村の用水・入会地の管理、年貢負担の調整、治安維持などを共同で行うために形成された。寄合で合議し、掟を定めて違反を制裁するなど自治的性格をもつ。こうした連帯は徳政要求などの土一揆や、国一揆の組織基盤となった。中世社会の分権化と地域自立の進展を示す重要概念である。
重要ポイント
- 寄合と掟による自治。
- 共同管理(用水・入会地など)。
- 土一揆・国一揆の基盤。
混同注意
- 律令的な「郷」など行政単位とは異なり、村落側の自治組織として理解する。
- 町衆(都市自治)や国一揆(広域自治)とは規模が違う。
因果の流れ
- 荘園・公領支配の変質
- 村落共同体の強化
- 惣村の成立
- 一揆・自治の拡大