鳥獣戯画とは
(ちょうじゅうぎが)
平安末〜鎌倉初期の絵巻で、動物を擬人化した戯画(墨線画)として知られる。
くわしい説明
高山寺伝来の絵巻群で、作者は未詳(鳥羽僧正筆と伝わる)。彩色を用いない白描の墨線画で、軽快な筆致とユーモアが特徴。物語の筋より場面の連続で見せる点が、説話絵巻などと異なる。国風文化から中世へ移る過渡期の美術として位置づける。
重要ポイント
- 平安末〜鎌倉初期の絵巻。
- 動物擬人化の戯画、白描の墨線画。
- 高山寺伝来、作者未詳(伝鳥羽僧正)。
混同注意
- 作者は確定しておらず、鳥羽僧正は伝承。
- 彩色の大和絵絵巻(源氏物語絵巻など)と表現が異なる。
因果の流れ
- 院政期の文化多様化
- 絵巻物の発達
- 戯画的表現の登場
- 鳥獣戯画の制作
- 後世の日本美術への影響