分一徳政令とは
(ぶいちとくせいれい)
1454年(享徳3)ごろの土一揆と結びつけて理解される、室町幕府の徳政対応の一形態。分一銭の納付を伴った。
くわしい説明
徳政は借金帳消しを求める一揆などと結びつき、室町期に各地で要求が高まった。幕府は一律の帳消しではなく、当事者が分一銭(概ね一割)を納めることで債務放棄や債権存続を認めるなど、紛争処理と財源確保を兼ねた形をとったとされる。発布時期や運用には議論もあるため、受験では「室町幕府の徳政対応(分一銭)」として押さえるのが安全。詳細年代は資料により差があるため、必要なら別途確認する。
重要ポイント
- 徳政要求への幕府対応の一形態。
- 分一銭(おおむね一割)を納めさせる。
- 紛争処理と幕府財源確保の側面。
混同注意
- 永仁の徳政令(鎌倉)とは時代・主体が異なる。室町は土一揆など民衆運動とも結びつく。
因果の流れ
- 徳政要求の拡大
- 幕府の対応策の模索
- 分一銭を伴う徳政運用
- 財政・秩序維持への利用