麻雀の基本ルール

ゼロから順番に

麻雀を打つのに必要なルールを、覚える順に13項目で並べました。上から読めば、卓に座って自分で進められるところまで届きます。

01 麻雀のゴール

14枚で「形」を作り、役をつけてあがる

麻雀は4人で遊ぶゲームです。全員が13枚の牌を持ち、順番に1枚引いて1枚捨てることを繰り返します。14枚目で決まった形がそろったら「あがり」。あがった人が、ほかの人から点数を受け取ります。

あがりの形の例。2萬3萬4萬が順子、5筒6筒7筒が順子、3索3枚が刻子、6索7索8索が順子、中2枚が雀頭。面子4つと雀頭1つで14枚。
形3枚の組×4 + 2枚の組×1
役決められた条件(役)を1つ以上満たす
点数役が多く難しいほど高い。持ち点25,000点から始めて、最後に多い人が勝ち

02 牌の種類

34種類 × 4枚 = 136枚

牌は「数牌(シューパイ)」3種類と「字牌(ジハイ)」に分かれます。同じ牌がそれぞれ4枚ずつあります。

萬子(マンズ)

漢数字と「萬」の字。
1萬 2萬 3萬 4萬 5萬 6萬 7萬 8萬 9萬

筒子(ピンズ)

丸の数が数字。
1筒 2筒 3筒 4筒 5筒 6筒 7筒 8筒 9筒

索子(ソーズ)

竹の本数が数字。1は鳥の絵。
1索 2索 3索 4索 5索 6索 7索 8索 9索

風牌(カゼハイ)

東・南・西・北。
東 南 西 北

三元牌(サンゲンパイ)

白・發・中。何も描いていないのが白。
白 發 中
覚えておく言葉: 1・9の数牌と字牌をまとめて么九牌(ヤオチューハイ)、2〜8の数牌を中張牌(チュンチャンパイ)と呼びます。役の条件によく出てきます。赤い5(赤ドラ)が入っているセットもあり、持っているだけで1翻増えます(使うかどうかはルール次第)。

03 あがりの形

面子(メンツ)4つ + 雀頭(ジャントウ)1つ

3枚の組を面子、2枚の組を雀頭と呼びます。面子は次の3種類です。

3筒 4筒 5筒

順子(シュンツ)

同じ種類の数牌で、数字が3つ連続。字牌では作れない。「8・9・1」のように回り込むのも不可。

西 西 西

刻子(コーツ)

同じ牌3枚。数牌でも字牌でもよい。

7索 7索 7索 7索

槓子(カンツ)

同じ牌4枚。「カン」を宣言したときだけ面子1つとして数え、補充の牌を1枚引く。

中 中

雀頭(ジャントウ)

同じ牌2枚。あがりの形に必ず1組だけ入る。「アタマ」とも呼ぶ。

例外の形は2つだけ

1萬 1萬 / 4萬 4萬 / 7筒 7筒 / 2索 2索 / 9索 9索 / 東 東 / 白 白

七対子(チートイツ)

同じ2枚の組(対子)を7つ。同じ牌4枚を2組として使うのは不可。2翻の役。

1萬 9萬 1筒 9筒 1索 9索 東 南 西 北 白 發 中 中

国士無双(コクシムソウ)

么九牌13種類を1枚ずつ+どれか1枚。役満(最高点)。

04 1巡の流れ

引いて、捨てる。順番は反時計回り

卓を上から見た図。自分が山から1枚ツモって14枚になり、いらない牌を1枚河に捨てて13枚に戻る。順番は右隣(下家)へ、反時計回りに回る。人の捨て牌でロン・ポン・チーできるのは捨てられた直後だけ。

捨て牌は自分の前に6枚ずつ左から右へ並べます(3段目は右へ伸ばしてかまいません)。誰が何を捨てたかが後で大事になるので、きれいに並べます。

卓での並べ方・親の決め方・配牌の取り方は 半荘追体験ガイド で操作しながら覚えられます。

05 テンパイと待ち

あと1枚であがれる状態が「テンパイ」

13枚の手が、あと1枚であがりの形になる状態をテンパイ(聴牌)、まだ遠い状態をノーテンと呼びます。あがれる牌(当たり牌)の形を待ちといい、5種類あります。

待ちの5種類。両面は3萬4萬で2萬か5萬(2種)、嵌張は4筒6筒で5筒、辺張は1索2索で3索、双碰は5筒の対子と南の対子でどちらかが刻子に(2種)、単騎は發1枚で發。
  • 両面(リャンメン): 連続した2枚。両側のどちらでも順子になるので2種類待ち。いちばん良い待ち。
  • 嵌張(カンチャン): 1つ飛ばしの2枚。真ん中の1種類だけ。
  • 辺張(ペンチャン): 端の2枚(1・2 か 8・9)。外側に伸ばせないので1種類だけ。
  • 双碰(シャンポン): 対子(同じ2枚)が2組。どちらかが刻子になればあがり。
  • 単騎(タンキ): 1枚だけ浮いていて、同じ牌で雀頭を作る待ち。

06 ロンとツモ

あがり方は2通り

ロン

ほかの人の捨て牌であがる。捨てた人が1人で全額払う。誰の捨て牌でもロンできる。

ツモ

自分で引いた牌であがる。ほかの3人が分担して払う(親が多めに払う)。

ロンとツモの支払い。ロンは振り込んだ対面が3900点を全額払う。子のツモは子2人が1000点ずつ、親が2000点を払う(子の30符3翻の例)。

どちらも、声に出して宣言してから手牌を倒します。黙って倒しても認められません。

07 役とドラ

形がそろっても、役がないとあがれない

あがるには役を1つ以上満たす必要があります。役にはそれぞれ翻(ハン)という点数の単位があり、合計が多いほど高い点数になります。最初はこの5つで十分です。

リーチ

1翻
門前のみ

鳴かずにテンパイしたら宣言。役がない手でもあがれるようになる最強の基本役。

門前清自摸和(ツモ)

1翻
門前のみ

鳴かずに自分で引いてあがる。

断么九(タンヤオ)

1翻
鳴いてもOK

2〜8の数牌だけで作る。1・9・字牌が1枚でも入るとダメ。

役牌(ヤクハイ)

1翻
鳴いてもOK

白・發・中、場風、自風のどれかを刻子にする。

平和(ピンフ)

1翻
門前のみ

順子4つ+役牌ではない雀頭+両面待ち。

門前(メンゼン)とは: 一度も鳴いていない状態。リーチ・ツモ・ピンフは門前のときだけの役です。鳴くと消える役や、1翻下がる役(食い下がり)があるので、鳴く前に「鳴いても役が残るか」を確かめます。
ドラは役ではない: ドラ表示牌の次の牌がドラ。1枚ごとに1翻増えますが、役がなければあがれません。数牌は+1(9の次は1)、東→南→西→北→東、白→發→中→白。
4筒表示牌 5筒ドラ 9索表示牌 1索ドラ 中表示牌 白ドラ

全38役と見分け方は 役一覧・覚え方クイズ へ。

08 鳴き

ポン・チー・カンで、人の捨て牌をもらう

発声使う牌誰からできること
ポン同じ牌を2枚持っている誰からでも刻子を作る
チー連続する2枚を持っている上家(左隣)だけ順子を作る
カン同じ牌を3枚持っている誰からでも槓子を作り、1枚補充
ロン当たり牌誰からでもあがる
卓を上から見た図。左隣(上家)の捨て牌はチー・ポン・カン・ロンができ、向かい(対面)と右隣(下家)の捨て牌はポン・カン・ロンができる。
  • 同時に声がかかったら ロン > ポン・カン > チー。
  • 鳴いた面子は表向きにして右端に置き、誰から鳴いたか分かるように1枚を横向きにします。
  • 鳴くと手が速く進む代わりに、門前ではなくなります(リーチできない・一部の役が消える)。
  • カンは自分で4枚そろえた暗槓、ポンした刻子に4枚目を足す加槓もあります。カンのたびにドラ表示牌が1枚増えます。
ポンした面子の置き方。左隣からなら左端、向かいからなら真ん中、右隣からなら右端の牌を横向きにする。

09 リーチ

4つの条件がそろえば宣言できる

1門前(鳴いていない。暗槓はOK)
2テンパイしている
31000点棒を出せる(持ち点1000点以上)
4山の残りが4枚以上(自分のツモ番がまだある)
リーチの見た目。宣言の牌を河に横向きに置き、1000点棒を場に出す。リーチ後は手を変えず、引いた牌をそのまま捨てる。

宣言は「リーチ」と言って、捨てる牌を横向きに置き、1000点棒を場に出します。リーチ後は手を変えられません。当たり牌以外は引いた牌をそのまま捨て(ツモ切り)ます。

そのかわり、次の自分のツモまでの1巡以内に(誰かが鳴く前に)あがると一発(+1翻)、あがったときに裏ドラ(ドラ表示牌の下の牌)を見られる特典があります。場に出したリーチ棒は、次にあがった人がもらいます。

10 フリテン

自分が捨てた牌ではロンできない

初心者がいちばん間違えやすいルールです。フリテンの状態ではロンできません(自分で引くツモあがりはできます)。

フリテンの例。手牌の待ちは2萬・5萬。自分の河に5萬があるので、ほかの人が2萬を捨ててもロンできない。自分で引けばツモあがりはできる。

捨て牌フリテン

自分の待ち牌のどれか1つでも、自分の河(捨て牌)にある。待ちが変わるまでロンできない。

同巡内フリテン

当たり牌が出たのにロンしなかった。次に自分がツモるまで、ほかの人からもロンできない。

リーチ後の見逃し

リーチ後に当たり牌を見逃した。手を変えられないので、その局の終わりまでロンできない(ツモは可)。

11 流局

誰もあがれずに山がなくなったら

山の最後の牌(最後の14枚の王牌は使わない)まで誰もあがらなければ流局。テンパイしている人は手を開き、していない人(ノーテン)が合計3000点をテンパイの人に払います。

ノーテン罰符。テンパイ1人ならノーテン3人が1000点ずつ、2人ならノーテン2人が1500点ずつ、3人ならノーテン1人が1000点ずつ3人に払う。0人・4人なら支払いなし。

九種九牌・四風連打・四家立直などで途中で流れる「途中流局」は、採用するかどうかが卓によって違います。

12 親と連荘

親は1.5倍。あがれば続けられる

各局に1人いる親は、あがったときの点数が子の1.5倍。そのかわりツモられたときの支払いも多くなります。親は局ごとに反時計回りに移り、東1局〜東4局、南1局〜南4局の半荘(8局以上)で1ゲームです。

局が終わったあとの親と本場。親があがったら同じ人が続けて本場+1、子があがったら親は右隣へ移り本場は0に戻す。流局で親がテンパイなら続けて本場+1、ノーテンなら右隣へ移り本場+1。

本場が積まれている局であがると、1本場につき300点(ツモなら1人100点ずつ)が上乗せされます。流局したときは、親が移っても本場が1本増えるのが一般的です。

13 点数の決まり方

「翻」と「符」で決まる。最初は表を見ればOK

点数は、役とドラの合計である翻(ハン)と、手の形から数える符(フ)の組み合わせで決まります。符の計算は慣れてからで構いません。5翻以上は符に関係なく点数が決まります。

子があがったときの点数。満貫5翻8000点(親12000)、跳満6〜7翻12000点(親18000)、倍満8〜10翻16000点(親24000)、三倍満11〜12翻24000点(親36000)、役満32000点(親48000)。

13翻以上を役満として扱う(数え役満)かどうかは卓によって違います。

4翻以下の点数は 点数早見表、対局中なら 対局中ガイドの点数計算機 で引けます。自分で数える練習は 点数申告トレーナー へ。

理解度チェック

12問で確認する

全問正解できれば、卓に座って自分で進められます。間違えた問題は解説を読んでから次へ。

次はこれ

よくある質問

3件

麻雀のルールは全部でどれくらい覚えればいいですか?

打ち始めるのに必要なのは、このページの「あがりの形」「役が必要」「鳴き」「リーチ」「フリテン」「流局」の6つです。役は最初の5つ(リーチ・ツモ・タンヤオ・役牌・ピンフ)で十分。点数は早見表を見ながらで構いません。

ドラとは何ですか?

ドラ表示牌の「次の牌」がドラで、手に1枚あるごとに1翻増えます。数牌は数字+1(9の次は1)、風牌は東→南→西→北→東、三元牌は白→發→中→白の順です。ドラは役ではないので、ドラだけではあがれません。

このページのルールはどの基準ですか?

日本で一般的なリーチ麻雀(喰いタンあり・後付けあり・赤ドラはあり/なしどちらでも)を基準にしています。途中流局、ダブロン、チョンボの罰則などは店や仲間内で異なるため、始める前に確認しましょう。