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助動詞活用表(古文28語)|接続一覧・意味・覚え方と練習問題

執筆・編集 RandaWorks 更新 2026年10月5日 19分で読める
#古文#古典文法#助動詞#活用表#受験

古文の助動詞は、上にくる語の活用形、つまり接続で5つのグループに分けて整理できます。高校の古文でふつう扱う28語前後は、未然形接続・連用形接続・終止形接続(ラ変型には連体形)・連体形/体言接続・特殊な接続(「り」)のどれかに入ります。接続が分かれば、同じ形に見える「なり」「ぬ」「たり」も見分けられるようになります。

接続で5グループに分ける

まず、28語をどの活用形に付くかで分類します。表そのものより先に、この一覧を覚えてしまうのがおすすめです。

グループ助動詞覚え方のヒント
未然形に付くる・らる・す・さす・しむ・ず・む・むず・じ・まし・まほし「〜ない」「〜よう」のように、まだ起きていないことに関わる語が多い
連用形に付くき・けり・つ・ぬ・たり(完了)・けむ・たし語呂「ツネッタリ(つ・ぬ・たり)、ケッタリ(けり・たし)はキケン(き・けむ)」
終止形に付くらむ・べし・らし・めり・まじ・なり(伝聞推定)ラ変型に活用する語には連体形に付く(あるべし・あるなり)
連体形・体言に付くなり(断定)・たり(断定)・ごとし断定の「たり」は体言だけ。「ごとし」は助詞「が」「の」にも付く
特殊な接続りサ変の未然形・四段の已然形に付く(「サ未四已」で「さみしい」)

終止形接続の注意書きにある「ラ変型に活用する語」とは、ラ変動詞(あり・をり・はべり・いまそかり)、形容詞の補助活用(カリ活用)、形容動詞、ラ変型の助動詞(けり・たり・り・めり など)のことです。これらは終止形ではなく連体形に付きます。

助動詞の活用表(28語)

グループごとに、6つの活用形と活用の型をまとめました。「○」はその活用形がないこと、括弧はその形の用例が少ない、または表によって扱いが分かれることを表します。

未然形に付く助動詞(11語)

助動詞未然形連用形終止形連体形已然形命令形活用の型
るれれるるるるれれよ下二段型
らるられられらるらるるらるれられよ下二段型
すせせすするすれせよ下二段型
さすさせさせさすさするさすれさせよ下二段型
しむしめしめしむしむるしむれしめよ下二段型
ず(本活用)(ず)ずずぬね○特殊型
ず(補助活用)ざらざり○ざるざれざれ特殊型
む(ん)○○む(ん)む(ん)め○四段型
むず(んず)○○むず(んず)むずる(んずる)むずれ(んずれ)○サ変型
じ○○じじじ○無変化型
まし(ませ)・ましか○ましましましか○特殊型
まほし(まほしく)・まほしからまほしく・まほしかりまほしまほしき・まほしかるまほしけれ○形容詞シク活用型
  • 「る」「す」は四段・ナ変・ラ変動詞の未然形に、「らる」「さす」はそれ以外(上一段・上二段・下一段・下二段・カ変・サ変)の未然形に付きます。
  • 「る」「らる」が自発・可能の意味のときは、命令形を使いません。

連用形に付く助動詞(7語)

助動詞未然形連用形終止形連体形已然形命令形活用の型
き(せ)○きししか○特殊型
けり(けら)○けりけるけれ○ラ変型
つててつつるつれてよ下二段型
ぬなにぬぬるぬれねナ変型
たり(完了)たらたりたりたるたれたれラ変型
けむ(けん)○○けむ(けん)けむ(けん)けめ○四段型
たし(たく)・たからたく・たかりたしたき・たかるたけれ○形容詞ク活用型
  • 「き」はカ変・サ変に付くときだけ接続が特殊です。カ変には「こし・こしか」「きし・きしか」、サ変には「せし・せしか」の形で付きます。サ変に終止形「き」が付くときは、連用形に付いて「しき」となります。
  • 完了の「たり」は、ラ変以外の動詞と動詞型の助動詞の連用形に付きます。

終止形に付く助動詞(6語)

ラ変型に活用する語には、連体形に付きます。

助動詞未然形連用形終止形連体形已然形命令形活用の型
らむ(らん)○○らむ(らん)らむ(らん)らめ○四段型
べし(べく)・べからべく・べかりべしべき・べかるべけれ○形容詞ク活用型
らし○○らしらし(らしき)らし○無変化型
めり○(めり)めりめるめれ○ラ変型
まじ(まじく)・まじからまじく・まじかりまじまじき・まじかるまじけれ○形容詞シク活用型
なり(伝聞推定)○(なり)なりなるなれ○ラ変型

連体形・体言に付く助動詞(3語)

助動詞未然形連用形終止形連体形已然形命令形活用の型接続
なり(断定)ならなり・になりなるなれなれ形容動詞ナリ活用型体言・連体形
たり(断定)たらたり・とたりたるたれたれ形容動詞タリ活用型体言
ごとし(ごとく)ごとくごとしごとき○○形容詞ク活用型体言・連体形・助詞「が」「の」

特殊な接続の助動詞(1語)

助動詞未然形連用形終止形連体形已然形命令形活用の型接続
りらりりるれれラ変型サ変の未然形・四段の已然形

「書けり」(四段「書く」の已然形+り)、「せり」(サ変「す」の未然形+り)の形で使います。

表記が揺れる欄の注記

助動詞の活用表は、どの資料を見ても同じとは限りません。この記事で採った形と、ほかの資料での扱いをまとめます。

  • 「む」「むず」「けむ」「らむ」の未然形:高校の表では「○」がふつうです。ただしデジタル大辞泉は「む」に「(ま)」、「けむ」に「(けま)」を古い形として括弧付きで載せています。
  • 「き」の未然形「(せ)」:「せば〜まし」(反実仮想)の形でだけ現れるので括弧付きにします。辞典には「け」を併記するものもあります。
  • 「けり」の未然形「(けら)」:用例がごく少ないため、括弧付きで示す表が多い欄です。
  • 「ず」の本活用の未然形「(ず)」:「〜ずは」の形で使われる形です。「な」「に」などの形を別の系列として立てる資料もあります。
  • 形容詞型の未然形「(べく)」「(まじく)」「(まほしく)」「(たく)」「(ごとく)」:「〜くは」の形で現れる形です。これを「連用形+係助詞は」とみる説もあるため、辞典にはこの欄を載せないものもあります。
  • 「じ」「らし」の活用の型:この記事では「無変化型」としましたが、「特殊型」と呼ぶ表もあります。デジタル大辞泉は「じ」の連体形・已然形を括弧付きにしています。
  • 「まじ」の活用の型:学校文法では形容詞シク活用型(「いみじ」と同じ並び)とするのが一般的ですが、ク活用型と説明する資料もあります。
  • 「めり」「なり(伝聞推定)」の連用形:どちらも用例が少ないので括弧付きにします。伝聞推定の「なり」を「ナリ活用型」と説明する資料もありますが、高校の表ではラ変型とするのが一般的です。
  • 「り」の接続:学校文法では「サ変の未然形・四段の已然形」ですが、上代の仮名遣いの研究から「命令形に付く」とする説もあります。
  • 「たし」の連体形:「たき・たかる」としましたが、辞典によっては「たき」だけを載せます。

助動詞の意味の一覧

助動詞主な意味訳し方の目安
る・らる受身・尊敬・自発・可能〜れる・〜られる/お〜になる/自然と〜れる/〜できる
す・さす・しむ使役・尊敬〜せる・〜させる/(尊敬語と重ねて)〜なさる
ず打消〜ない
む・むず推量・意志・適当・勧誘・仮定・婉曲〜だろう/〜よう/〜のがよい/〜しないか/〜としたら/〜ような
じ打消推量・打消意志〜ないだろう/〜まい
まし反実仮想・ためらいの意志・実現不可能な希望もし〜だったら〜だろうに/〜しようかしら/〜ならよいのに
まほし・たし希望〜たい/〜てほしい
き過去(直接経験)〜た
けり過去(伝聞)・詠嘆〜たそうだ・〜た/〜だなあ
つ・ぬ完了・強意〜た・〜てしまった/きっと〜
たり(完了)・り完了・存続〜た/〜ている・〜てある
けむ過去推量・過去の原因推量・過去の伝聞・婉曲〜ただろう/〜たのだろう/〜たとかいう
らむ現在推量・現在の原因推量・現在の伝聞・婉曲今ごろ〜ているだろう/〜ているのだろう/〜とかいう
べし推量・意志・可能・当然・命令・適当〜だろう/〜よう/〜できる/〜はずだ/〜せよ/〜のがよい
まじ打消推量・打消意志・不可能・打消当然・禁止・不適当〜ないだろう/〜まい/〜できない/〜はずがない/〜するな
らし推定〜らしい
めり推定(目で見て)・婉曲〜ようだ・〜ように見える
なり(伝聞推定)伝聞・推定(耳で聞いて)〜そうだ・〜という/〜ようだ
なり(断定)断定・存在〜である/〜にある
たり(断定)断定〜である
ごとし比況・例示〜のようだ/たとえば〜のようだ

「む」の意味は、主語の人称が手がかりになります。主語が一人称なら意志、二人称なら適当・勧誘、三人称なら推量が基本で、文中の連体形「む」は仮定・婉曲になりやすいです。

覚え方のコツ

1. 活用の型でまとめて、表を「再現」できるようにする

28語の表を丸暗記する必要はありません。多くの助動詞は、動詞・形容詞・形容動詞のどれかと同じ並びで活用します。

活用の型助動詞同じ並びで活用する語
下二段型る・らる・す・さす・しむ・つ下二段動詞「受く」
ナ変型ぬナ変動詞「死ぬ」
ラ変型けり・たり(完了)・り・めり・なり(伝聞推定)ラ変動詞「あり」
四段型む・けむ・らむ四段動詞(ただし未然形・連用形・命令形がない)
サ変型むずサ変動詞「す」
形容詞ク活用型べし・たし・ごとし「高し」などク活用形容詞
形容詞シク活用型まじ・まほし「いみじ」「悲し」などシク活用形容詞
形容動詞型なり(断定)・たり(断定)「静かなり」「堂々たり」
特殊型・無変化型き・まし・ず/じ・らし個別に覚える

動詞の活用表は古文の動詞 活用の種類9つと見分け方、形容詞の活用表は古文の形容詞 活用表|ク活用・シク活用とカリ活用の見分け方、形容動詞の活用表は古文の形容動詞 活用表|ナリ活用・タリ活用と見分け方にまとめています。用言の表が先に入っていると、助動詞の表はほとんど「型の当てはめ」で済みます。

2. 同じ形の助動詞は、接続で見分ける

接続を覚える最大のメリットは、同じ形の助動詞を見分けられることです。とくに次の2組は頻出です。

完了の「ぬ」(終止形)
打消「ず」の連体形「ぬ」
接続
完了の「ぬ」(終止形)連用形に付く
打消「ず」の連体形「ぬ」未然形に付く
訳
完了の「ぬ」(終止形)〜た・〜てしまった
打消「ず」の連体形「ぬ」〜ない
例
完了の「ぬ」(終止形)来(き)ぬ=来た
打消「ず」の連体形「ぬ」来(こ)ぬ=来ない
目印
完了の「ぬ」(終止形)文末や「と」の前で言い切る
打消「ず」の連体形「ぬ」下に体言が続く、または係り結びの結び
「ぬ」の識別
完了の「たり」
断定の「たり」
接続
完了の「たり」連用形に付く
断定の「たり」体言に付く
訳
完了の「たり」〜た/〜ている
断定の「たり」〜である
活用の型
完了の「たり」ラ変型
断定の「たり」形容動詞タリ活用型(連用形に「と」がある)
「たり」の識別

「なり」は、断定・伝聞推定のほかに、形容動詞の活用語尾や動詞「なる」の連用形もあるので、4種類の識別になります。詳しい手順は形容動詞の記事の「なり」の識別で扱っています。

3. 意味は多義語から覚える

意味が1つの助動詞(「ず」「き」など)はすぐ覚えられます。時間をかけるべきなのは、「む」「べし」「らむ」「けむ」「まじ」のように意味が多い語です。「べし」は「スイカトメテ(推量・意志・可能・当然・命令・適当)」のように、頭の音で並びを覚える方法がよく使われます。

意味と接続は、文中の用例と、一問一答の両方で確かめましょう。全教科 暗記ドリルには「古文 助動詞・助詞・敬語」のデッキがあり、活用表と合わせて反復に使えます。活用表を書いて覚えたい場合は、古文 活用表プリントで、この記事の表を穴埋め・答えつき・一覧表にして印刷できます。

例文で確認する

公開本文や国語辞典に引かれている有名な文で、助動詞を確認します。『古今和歌集』の歌は、読みやすいように漢字と濁点を補っています。

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。(『土佐日記』冒頭)

  • すなるの「なる」:伝聞推定「なり」の連体形。サ変「す」の終止形に付いているので伝聞推定です(「男も書くという日記」)。
  • みむの「む」:意志「む」の終止形。主語が書き手自身(一人称)です。
  • するなりの「なり」:断定「なり」の終止形。サ変「す」の連体形「する」に付いています。

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(『古今和歌集』巻一・春歌上、在原業平)

  • せ:過去「き」の未然形。「せば〜まし」で反実仮想になります。
  • まし:反実仮想「まし」の終止形(「もし桜がなかったら、春の心はのどかだっただろうに」)。
  • なかり・のどけから:形容詞の補助活用(カリ活用)。下に助動詞が続くので補助活用の形になっています。

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる(『古今和歌集』巻四・秋歌上、藤原敏行)

  • ぬ(来ぬ):完了「ぬ」の終止形。カ変「来」の連用形「き」に付いています。
  • ね:打消「ず」の已然形。下に「ども」が付きます。
  • れ:自発「る」の連用形(「はっと気づかされた」)。
  • ぬる:完了「ぬ」の連体形。係助詞「ぞ」の結びなので連体形です。

侍従の大納言の御女なくなり給ひぬなり(『更級日記』。デジタル大辞泉の用例)

  • ぬ:完了「ぬ」の終止形。
  • なり(最後):伝聞推定「なり」の終止形。「ぬ」の終止形に付いています(「亡くなったそうだ」)。
  • なくなり:形容詞「なし」の連用形+動詞「なる」の連用形で、助動詞ではありません。

おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし(『平家物語』巻一。デジタル大辞泉の用例)

  • る(おごれる):完了・存続「り」の連体形。四段「おごる」の已然形に付いています。
  • ず:打消「ず」の終止形。「久しから」は形容詞の補助活用の未然形です。
  • ごとし:比況「ごとし」の終止形。「夢の」と助詞「の」に付いています。

練習問題(10問)

答えは各問の「答え」を開いて確認してください。

問1. 「書く」に助動詞「む」を付けた形を答えなさい。

答え

書かむ

「む」は未然形に付きます。四段「書く」の未然形は「書か」です。

問2. 「見る」に助動詞「けり」を付けた形を答えなさい。

答え

見けり

「けり」は連用形に付きます。上一段「見る」の連用形は「見(み)」です。

問3. 「あり」に助動詞「べし」を付けた形を答えなさい。

答え

あるべし

「べし」は終止形接続ですが、ラ変型の語には連体形に付きます。「ありべし」とはなりません。

問4. 「死ぬ」に助動詞「らむ」を付けた形を答えなさい。

答え

死ぬらむ

「らむ」は終止形に付きます。ナ変はラ変型ではないので、終止形「死ぬ」にそのまま付きます。

問5. 完了・存続の助動詞「り」を、サ変「す」と四段「書く」にそれぞれ付けた形を答えなさい。

答え

せり・書けり

「り」はサ変の未然形「せ」、四段の已然形「書け」に付きます(サ未四已)。

問6. 「秋来ぬと」の「ぬ」の意味と活用形を答えなさい。

答え

完了「ぬ」の終止形

上の「来」はカ変の連用形「き」です。連用形に付く「ぬ」は完了なので「秋が来た」と訳します。

問7. 「目にはさやかに見えねども」の「ね」の意味と活用形を答えなさい。

答え

打消「ず」の已然形

「見え」は下二段「見ゆ」の未然形です。未然形に付く「ね」で、下に「ども」があるので已然形です。

問8. 「桜のなかりせば春の心はのどけからまし」の「せ」と「まし」を文法的に説明しなさい。

答え

「せ」は過去「き」の未然形、「まし」は反実仮想「まし」の終止形

「せば〜まし」は反実仮想の型です。現実には桜があることを前提に、「もしなかったら」と仮定しています。

問9. 「男もすなる日記」の「なる」と、「女もしてみむとてするなり」の「なり」を、それぞれ識別しなさい。

答え

「なる」は伝聞推定「なり」の連体形、「なり」は断定「なり」の終止形

「すなる」はサ変「す」の終止形に付くので伝聞推定、「するなり」は連体形「する」に付くので断定です。

問10. 「おごれる人も」の「る」を文法的に説明しなさい。

答え

完了・存続の助動詞「り」の連体形

「おごれ」は四段「おごる」の已然形です。已然形に付く「る」なので、受身の「る」ではなく「り」の連体形と判断します。下に体言「人」が続いているので連体形です。

まとめ

  • 助動詞は接続で5グループに分けて覚える(未然形・連用形・終止形・連体形/体言・特殊)
  • 終止形接続の6語(らむ・べし・らし・めり・まじ・なり)は、ラ変型の語には連体形に付く
  • 活用表は、動詞・形容詞・形容動詞の活用の型に当てはめれば再現できる
  • 括弧付きの欄や「○」の扱いは資料によって揺れるので、授業で使う表に合わせる
  • 同じ形の「ぬ」「たり」「なり」は、接続から識別する

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参考資料

よくある質問

5件
古文の助動詞はいくつありますか?
高校の古文でふつう学ぶのは28語前後です。参考書によって数え方が少し違い、27語とする整理もあります。数を覚えるより、上にくる語の活用形(接続)で5つのグループに分けて覚えるほうが、読解や識別の問題で役に立ちます。
助動詞の接続はどう覚えればいいですか?
未然形接続(る・らる・す・さす・しむ・ず・む・むず・じ・まし・まほし)、連用形接続(き・けり・つ・ぬ・たり・けむ・たし)、終止形接続(らむ・べし・らし・めり・まじ・なり)、連体形・体言接続(断定のなり・たり、ごとし)、特殊な接続(り)の5グループで覚えます。終止形接続の6語は、ラ変型に活用する語には連体形に付きます。
伝聞推定の「なり」と断定の「なり」はどう見分けますか?
接続で見分けます。終止形(ラ変型の語は連体形)に付けば伝聞推定、体言や連体形に付けば断定です。『土佐日記』冒頭の「男もすなる日記」の「なる」はサ変「す」の終止形に付くので伝聞推定、「するなり」の「なり」は連体形「する」に付くので断定です。四段動詞のように終止形と連体形が同じ形の場合は、文脈で判断します。
「けむ」「らむ」の未然形・連用形はなぜ空欄なのですか?
その活用形の用例がほとんどないためです。高校の活用表では「○」とするのが一般的です。ただし国語辞典には、「けむ」の未然形に古い形「けま」、「む」の未然形に「ま」を括弧付きで載せるものもあります。学校の定期テストでは、授業で使っている表に合わせて覚えてください。
「べし」の意味はいくつありますか?
学校文法では、推量・意志・可能・当然・命令・適当の6つを基本にします。頭の音をとって「スイカトメテ」と覚える方法がよく使われます。表によっては予定・義務などを加えます。
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